23年初夏にブレゲ7147WGを購入した。
半年ほど経つ。
着用頻度は多いため、スレ傷が増えてきた。
ただ、「ものを大切にするということは使うってこと」という名言に出会っているので使って大切にする。
お値段327万。
もちろん、ローン。
アホな買い物だと笑われることのほうが多いだろう。
もっと賢いお金の使い方はいくらでもある。でも買った。
なぜか。
ここ最近昇進したことや仕事のプレッシャーが上がってきていて、不意に気持ちの面で堕ちてしまうことがある。
これまで、そういったときに気分転換にネットサーフィンをしたり、アロマを象の模型に掛けたりしていた。
ネットサーフィンしても、気が晴れるより気が重くなることが多い。
こういったことに対して、時計なら雑念も生まないし、
時計はそれが持つ美しさがある。美観が心を落ち着かせる。
実際に気分がもち上がるのを感じる。
NOMOSやIWCあたりとかなり迷った。
NOMOSは、大きさが気になった。これは最近小さめのモデルも出ているので改善している。
IWCは、実機を見たときに平面的過ぎる印象があったため、選べなかった。
ブレゲは、実機を見ても、印象は変わらず、綺麗な時計だった。
そして最後の決めてはシリアル2222のゾロ目。
別に何か縁深い数字というわけではない。
ただ、縁起が良い。
話をスペックに移りたい。
- ケース素材:18Kホワイトゴールド
- 薄さ:6.1mm
- 幅:40mm
- 重さ:68.4g(電子はかりにて計測)
日差:大体、-10~+15の範囲内。誤差が少ないときもあれば大きくブレるときもありよくわかりません。
振動数:3Hz
パワーリザーブ:45h
ムーブメント:自動巻き
裏面:シースルーバック
この半年で色々な時計を見てきたが、
特筆点は、薄さと軽さだ。
薄さについて、
長袖の腕に時計を通すが、ほとんど袖の内に隠れてしまう薄さだ。
薄い高級時計というと、頂点はリシャール・ミルがあるがあれは別格。
他には、
- ランゲ・アンド・ゾーネのサクソニア・フラッハ
- パテック・フィリップのカラトラバ
- ブルガリのオクトフィニッシモ
- ピアジェのアルティプラノ
軽さについて、
一般的な時計は100gを超えてしまうが、一部の高級時計では100gを下回ってくる。
見た目について
文字盤
ギョーシェ彫
クルドパリ
メインの文字盤の模様。
ダミエ
スモールセコンドの模様。
偽造防止用のシークレットサインとシリアルナンバー
ブルースチールのブレゲ針
ブルースチールと呼ばれる高熱処理された青い針。 光の当たり方で黒や青に変わる。
針の先端が丸く、肉抜きされている視認性を追求したものという。
横
薄さ、コインエッジ
6.1mの薄さ、そして、ブレゲ発祥のコインエッジ。
リューズ
裏面
シースルーバック。
ヒゲゼンマイ
香箱がなく、耐磁性のあるシリコン製ヒゲゼンマイが見える。巻具合が視覚的に分かる。
自動巻きローター
グレンドルジュのギョーシェ彫されたローター。
こうやって見ると、1粒で何度も美味しい時計だ・・・。 非常似た5140と迷ったのだが、裏スケ、自動巻き、薄さが7147のほうがあったので額面ではかなり上がったが、決めてよかった。
使用感
汗のかく時期は着用は控えていて、秋から主に使い始めている。 ただ、裏地をラバーにするベルトを作るベルトメーカーもあるみたいなので、そのあたりはやりようがあるかもしれない。 袖口に勝手に収まるので、会社でも目立つことはない。というか、袖をまくらないと自分でも見れない^^;
唯一イマイチなのは、時間調整時の秒針のハック(ストップ)機能が無いこと。
雑感
初めての機械式、いきなり300万オーバーと思い切ったが、良い買い物だった。
次の一本は・・・
実は夏から冬にかけて3本買っている。
Montblanc Ice Sea 1858
改めて次の一本は・・・
2本ものすごくほしい時計がある。 一つは、ピアジェのアルティプラノ アルティメート オートマティック。
現物を見たが、恐ろしいほどの美しさ、薄さ(4.3m!)。 ペリフェラルローターが外周にあり、これが滑らかに回転するさまも美しく。
もう一つは、ブレゲの7727。
これは時計にかなり強力な磁石を入れてテンプの天真を浮かせており、姿勢差による誤差を無くしたもの。 従来重力に対する機構はトゥールビヨンだったが、これを超える精度ということ。 磁力により片側が浮いていながら強力に固定されているというのだから面白い。とんでもない機構だ。 2秒で1周する高速のシリコン製の針も目を引く。